数年前に勤めていた会社の先輩に進められていた作品です。
1960〜1980年代ブラジル・リオデジャネイロのファヴェーラ(スラム街)で暮らすストリートチルドレンの日常(!)の話なんですが、実話を元にしているみたいです…!
残酷なシーンが多いのですが、作品全体がラテン的な明るさ(陽気さ)で描かれていてストーリーとのギャップが逆にリアルな現実味を出しています。
子どもが笑いながら人を殺すシーンであったり、夢がスラムを仕切ることだったりと過激な内容なので、子どもにはお進めできませんが、私は好きな作品の一つになりました。
「神の街」で繰り広げられる地獄のような日々ですが、そこで生きている人が実際にいるわけで、ドキュメンタリー的な造りになっていないのが逆により現実味を出しているように感じました。
作品自体が、独特なカメラワークと当時の名曲などで構成されていて、ただの残酷映画ではなくよりスタイリッシュなモノにしています。
そこに産まれた子どもは、それを当たり前のこととして生きていくんでしょうね。作品全体に流れる無邪気さみたいなモノがよりリアルに感じさせてショッキングな映画でした。
無理矢理、感情移入させるような構成ではなく派手さもないのですが、自然と話に引き込まれていく表現は、とても見事だと思います。
ハリウッド映画ではきっと無理な表現なんでしょうね。
点数的には、10点満点中10点。文句のつけようがない名作だと思います。